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DIG SHIBUYA 2027、国内外66件の応募から12の連携プロジェクトを発表 能×ロボット足袋、墨で描くドット絵、AIと編むZINEも

DIG SHIBUYA 2027、国内外66件の応募から12の連携プロジェクトを発表 能×ロボット足袋、墨で描くドット絵、AIと編むZINEも
DIG SHIBUYA 2027、国内外66件の応募から12の連携プロジェクトを発表 能×ロボット足袋、墨で描くドット絵、AIと編むZINEも

渋谷の街を「実験室」に。66件から12団体を選出

SHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会(実行委員長:大西賢治)は、渋谷区(区長:長谷部健)との共催で2027年2月11日(木・祝)から2月14日(日)までの4日間に開くテクノロジーとアートのカルチャーイベント「DIG SHIBUYA(ディグシブヤ)2027」について、連携プロジェクト「Co-Creation Project」の採択団体を発表しました。公募には国内外から計66件の応募があり、審査を経て12団体が選ばれています。

今回の公募は、大きな転換期を迎えている渋谷の街そのものを「Urban Living Lab」と捉え、先端技術とアートを組み合わせた実証実験のアイデアを募るものでした。応募は日本をはじめ、アジア、欧州、北米、中南米など世界各地から寄せられました。その中から、AI、ロボティクス、AR/VRなどを使い、都市のあり方や伝統工芸、アート表現の新たな可能性を探る12プロジェクト(国内10団体・グローバル2団体)が選出されました。会期中は渋谷公園通りをはじめとする渋谷の都市空間や商業施設等で、展示やパフォーマンスとして展開されます。

審査は、久納鏡子氏(アーティスト/アルスエレクトロニカ・アンバサダー)、施井泰平氏(スタートバーン株式会社 CEO)、鈴木貴歩氏(ParadeAll株式会社 CEO)、豊田啓介氏(建築家/東京大学生産技術研究所 特任教授/NOIZ)、林・小野有理氏(一般社団法人渋谷国際都市共創機構 理事/有理舎 主宰)の5名の選定委員が担当しました。久納氏は、4回目の開催となる今回、国内外から多様で優れたプロジェクトの応募が年々増えていることにDIGと渋谷への期待を感じているとコメント。作る人も体験する人も、渋谷で起こる実験を通して一緒に未来を考え、つくっていく4日間になることを楽しみにしていると述べています。鈴木氏は、今年の採択プロジェクトについて、審査の際に街の「奥行き」がぐっと広がるイメージを持てるものばかりだったと振り返り、音楽を前面に出したものもあると語っています。

DIG SHIBUYA 2027、国内外66件の応募から12の連携プロジェクトを発表 能×ロボット足袋、墨で描くドット絵、AIと編むZINEも

採択された12のプロジェクト

採択された12団体とプロジェクトは次のとおりです。団体名のアルファベット順に紹介します。

  • Echo Avenue「Echo Avenue in Shibuya」:ARで都市空間をライブステージへと広げる路上ライブプロジェクト。「都市風景を演奏する」をコンセプトに、街並みや地域固有の歴史・文脈を楽器のサウンドやAR表現に取り込みます。DIG SHIBUYAでは、再開発で変わり続ける渋谷の姿を音楽とARで立ち上げます。
  • egoGraphica by ArtFanders + 有限会社金沢アトリエ「108 Dialogue/1 PARTY(仮)」:渋谷・神南の街で新進気鋭のアーティストの作品を巡りながら、作家の思考を学習したAIエージェントと対話する参加型アートプロジェクト。街に108の対話が生まれた瞬間、AIが自律的にピザを注文し、デジタルな対話からリアルなパーティーが始まります。
  • GhostRob Collective「ECHOES BETWEEN STEPS」:能の所作と、月・東京湾の潮汐データをもとに、二足のロボット足袋が空間を舞う作品。足袋と足袋の間に見えない身体の気配が生まれ、観客の想像によって作品が完成します。
  • GLITCHRAVE「渋谷新生物図鑑」:参加者が生み出した「新生物」を仮想の渋谷空間に放つ参加型アートプロジェクト。新生物は街を歩いて出会い、場所の記憶を受け継ぎながら新種へと枝分かれしていきます。誰も見たことのない「渋谷の生態系」と、その図鑑ができあがる過程をみんなで観測します。
  • Nexel「ぴくせる水墨画®」:墨と筆だけでドット絵を描き、デジタルの最小単位であるピクセルを一マスずつ手で置いていく作品。会場の和室には、手描きの掛け軸とデジタルのアニメーションを対にして展示します。離れて見れば水墨画、近づけば一マスずつの筆跡と、見る距離によって表情が変わる空間をつくります。
  • Rebecca Merlic by CONTRAST「The City as a House: SHIBUYA」:都市をひとつの「家」と見立て、街に散らばる生活の場や機能をデジタル空間に組み直すインタラクティブ作品。渋谷で新たに撮影・3Dスキャンした素材も加え、変わり続ける都市と暮らしの関係を、ゲームと3Dプリント作品を通して体験するインスタレーションです。
  • RI-CO「MONO-SOLUM」:RI-COは、役割を終えた備前焼の陶片を再生し、新たな価値を生み出すブランド。再生した陶片を再び窯で焼成し、備前の土が内包する時の記憶と唯一無二の表情をアートとして表現します。土がたどってきた長い時間と、過去から未来へつながる物語が作品に託されています。
  • SnoezeLab.「Shibuya 7-Senses Re-creation マルチセンサリー × デジタルで拡張する都市と個人の記憶(仮)」:人間の持つ「7つの感覚」を刺激する体験型展示を3つのゾーンで展開。XR技術と振動・風・香りの各デバイスを連動させたイマーシブ体験や、日芸生によるフィジカルな表現で個人の体験を再構築します。センサリールームも開放し、すべての人に開かれたウェルビーイングな都市文化の社会実装を目指します。
  • studio for narrative spaces, picture rhythm studios「NONHUMOTION:変容する都市」:欲望や親密さ、社会的コミュニケーションといった人間の営みをテクノロジーに頼るようになるにつれ、私たちは無生物の中に人間らしさを見出す生来の能力を使うようになる──。気候変動と人口変動の未来において、テクノロジーが伝統的な人間の精神的な行動の代用品となる未来を描く展示です。
  • timespace「SHIBUYA | ZINE 2027」:渋谷を3日間、雑誌にする参加型の都市編集プロジェクト。街を歩く人が見つけた風景を撮影すると、AIがその場所の歴史や文脈を読み解いて記事に仕立てます。集まった多様な視点を人の手で編み直し、毎日一冊の「SHIBUYA | ZINE」として会場でその日のうちに発行します。
  • 菅野創 + 米澤拓郎 + 興野悠太郎「Fragmentations of Unity」:天井から吊られたチューブ型ロボット群によるキネティック・インスタレーション。各個体は独立して昇降・回転し、内蔵LEDで発光します。群れは事前に計算されたコレオグラフィを同期再生しながら、時に人を認識してその方向を向きます。プリミティブな形の筒たちに、観客は自らの内なる個と群れの経験を投影します。
  • 東京大学 筧康明研究室「Living Lens」:光源から発せられた光が水滴を通り抜け、床に像を落とす作品。光の像は静かにうねり、揺れながら形を変え続けます。「レンズ」として働く水滴は、透明なプレートの上を電気的に制御された軌道に沿って動きながらも、水という素材の柔らかさや不安定さをまとい、有機的な振る舞いを見せます。
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海外のクリエイティブテックスタートアップが渋谷に滞在

好評を受け、今年も各国のクリエイティブテックスタートアップが渋谷に招かれます。渋谷区のスタートアップ支援事業「Shibuya Startup Support」とのコラボレーションによる5日間の滞在型イノベーションプログラム「Creative Tech Shibuya 2027」で、期間は2027年2月8日(月)〜2月12日(金)です。重点テーマは①ナイトタイムエコノミー、②カルチャー&エンターテインメント、③トラベルの3つ。日本進出や渋谷の都市空間での実証実験に本格的に取り組みたいスタートアップが来日し、国内企業・投資家・クリエイターとのビジネスマッチング、スタートアップピッチやプロダクト展示、ワークショップを行います。本プログラムに参加するスタートアップに加え、スタートアップとの協業や実証実験に関心のある企業に対しても、連絡が呼びかけられています。

2026年に来日したスタートアップには、次のような企業がありました(一例)。

  • Brainspoke(シンガポール):脳波計測とAIを使い、ストレスや集中状態を可視化するウェアラブルデバイスを開発。メンタルウェルネスとパフォーマンスの向上を支援しています。
  • Happaning(イギリス):イベント参加者が撮影した動画を集めて活用し、ブランドやフェスティバル、文化施設のSNS・広告施策につなげるマーケティングプラットフォームを提供しています。
  • REALDRAW(韓国):生成AIと3D技術を活用し、クリエイターの画風を反映したウェブトゥーン制作を支援。制作工程を効率化し、少人数でのコンテンツ制作を可能にします。
  • Renraku Dynamics(フランス):AIと専用ハードウェアを組み合わせたAIコンパニオン「Konpanion」を開発。人間らしい会話や感情表現を通じて、観光やヘルスケア分野での活用を目指しています。
DIG SHIBUYA 2027、国内外66件の応募から12の連携プロジェクトを発表 能×ロボット足袋、墨で描くドット絵、AIと編むZINEも

DIG SHIBUYA 2027 開催概要

DIG SHIBUYAは、渋谷を訪れる人が街を歩きながら最新のアートやテクノロジーに出会える都市型フェスティバルです。会期中は公共空間や街路、デジタルサイネージ、ライブ会場など、街そのものを開かれた実証実験の場「Urban Living Lab」とし、出展者と参加者がともに「未来の都市のあり方」を探ります。主催に名を連ねるSHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会は、渋谷にある150を超える文化・エンターテインメント施設を区の文化的な資産と位置づけ、AI、Web3、XRなどの先端技術を取り入れた施策を実施・支援することで、文化・観光・産業の活性化を図ることを目的に設立された組織です。

  • 正式名称:DIG SHIBUYA 2027(ディグシブヤ)
  • 開催日程:2027年2月11日(木・祝)から2月14日(日)の4日間(予定)
  • 開催場所:渋谷公園通り周辺エリア ほか
  • 参加費用:無料(ただし、一部のプログラムは有料)
  • 主催:SHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会・独立行政法人日本芸術文化振興会・文化庁
  • 共催:渋谷区
  • 補助:令和8年度 日本博による地域固有文化コンテンツ創出補助事業(独立行政法人日本芸術文化振興会・文化庁)
  • 後援:一般財団法人渋谷区観光協会、一般社団法人渋谷未来デザイン

出典:SHIBUYA CREATIVE TECH実行委員会

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