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嶽本野ばらの伝説的デビュー作『ミシン』、入手困難を経て新装版に rurumu:東佳苗が初めて書籍カバーを手がける

嶽本野ばらの伝説的デビュー作『ミシン』、入手困難を経て新装版に rurumu:東佳苗が初めて書籍カバーを手がける
嶽本野ばらの伝説的デビュー作『ミシン』、入手困難を経て新装版に rurumu:東佳苗が初めて書籍カバーを手がける

入手困難となっていた一冊が、小学館文庫から新装版で登場

『下妻物語』の著者として知られる嶽本野ばら氏が、作家としてデビューした小説集『ミシン』。この作品が『ミシン 新装版』として、2026年11月6日に小学館文庫から刊行されます。各界の著名人やクリエイターが愛読書として挙げ、たびたび話題になってきました。その一方で、手に入れにくい状態が続いていた一冊です。

嶽本氏は2025年に小説家デビュー25周年を迎えました。それを記念して、6年ぶりとなる書き下ろし長編『天橋立物語 三年菊組ロリィタ先生』の刊行、初のエッセイ集『それいぬ──正しい乙女になるために』の愛蔵版の刊行、ファッション雑誌「装苑」での連載など、さまざまな企画に精力的に取り組んできました。今回の新装版も、その記念企画のひとつとして位置づけられています。『ミシン』は、文学、アート、服飾、音楽といった各界に色濃い影響を残してきた作品です。

書き下ろしの自作解説と、新たな装い

新装版には、嶽本氏が新たに書き下ろした「自作解説──『ミシン』新装版によせて」が収録されます。分量は8ページです。

カバーのアートワークは、国内外で注目を集める新鋭ファッションブランドrurumu:の東佳苗氏が担当しました。東氏も嶽本作品に影響を受けたひとりです。元本のカラーイメージはそのまま受け継ぎつつ、新しい印象の装いに仕上げられています。東氏が書籍のカバーを手がけるのは、今回が初めての試みです。

東氏は1989年福岡県生まれ。2008年にハンドニットブランド『縷縷夢兎』(るるむう)として活動を始め、2012年に文化服装学院ニットデザイン科を卒業しました。多くのアーティストの衣装デザインやスタイリングを手がけているほか、空間演出、舞台美術、映画監督・MV監督、キャスティング、寄稿など、活動の幅は多岐にわたります。2019年にはプレタポルテライン『rurumu:』を始動し、2021年秋冬に初のランウェイショーを開催しました。Riot Grrrlの哲学とファンタジー文化の精神を宿した、物語性のある衣服を展開しています。

収録作品のあらすじ

「世界の終わりという名の雑貨店」は、孤独で偏屈な青年が、壊れかけた古い雑居ビルで小さな雑貨店を始める物語です。ある日から、Vivienne Westwoodをまとった少女が毎日店を訪れ、紙石鹸を一枚ずつ買っていくようになります。言葉を必要としない二人の交流は、やがてはかない逃避行へとつながっていきます。

表題作「ミシン」は、MILKの洋服を華麗に着こなすカリスマ・ヴォーカリスト、ミシンに恋をした少女の物語です。少女はミシンに誓いを立て、「乙女」としての生き様を最後まで貫きます。

書誌情報

  • 書名:『ミシン 新装版』
  • 著者:嶽本野ばら
  • 定価:605円(税込)
  • 発売日:2026年11月6日
  • 判型:文庫判
  • 頁数:144ページ
  • ISBN:9784094076141
  • 発行:小学館

嶽本氏は京都府生まれです。1998年にエッセイ集『それいぬ──正しい乙女になるために』を刊行し、2000年に小説集『ミシン』で作家デビューしました。03年の『エミリー』と04年の『ロリヰタ。』は、いずれも三島由紀夫賞の候補作となっています。主な著書には『下妻物語』『ハピネス』『純潔』『ピクニック部』『天橋立物語 三年菊組ロリィタ先生』、エッセイ集『ロリータ・ファッション』などがあります。

11月8日には京都府宮津市で講演会を開催

11月8日には、最新作『天橋立物語 三年菊組ロリィタ先生』の舞台である京都府宮津市で、嶽本氏の講演会「「乙女のカリスマ」嶽本野ばら氏が語る宮津と『天橋立物語』」が開かれます。会場では『ミシン 新装版』の販売とサイン会も行われる予定です。なお、サイン会とグリーティングに参加できるのは、当日会場で販売される書籍を購入した人に限られます。

  • 日時:2026年11月8日(日) 14:00~16:40(13:30 開場)
  • トークショー:14:00~15:00
  • サイン会・グリーティング:15:10~16:40
  • 会場:みやづ歴史の館 文化ホール(〒626-0041 京都府宮津市字鶴賀2164)
  • 参加費:無料(事前申込制・先着200名)
  • 申込期間:2026年10月1日(木) ~11月2日(月)

出典:株式会社小学館

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