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老舗卸の旧・商品部ビルがアート拠点に 「アートベース / 偶然はない。」11月20日グランドオープン

老舗卸の旧・商品部ビルがアート拠点に 「アートベース / 偶然はない。」11月20日グランドオープン

1902年創業の総合卸企業、株式会社エトワール海渡は、馬喰町・東神田エリアでエリア構想「馬喰クラート」を進めています。その最初の中核拠点となるのが、同社の旧・商品部ビルを再生した「アートベース / 偶然はない。」です。施設は2026年11月20日(金)にグランドオープンします。企画・運営は合同会社コマンドAが担います。

二人展「ものさしをあてて」出展作家・藤原信幸氏作品(左)、OJUN氏作品(右)
二人展「ものさしをあてて」出展作家・藤原信幸氏作品(左)、OJUN氏作品(右)

バイヤーの仕事場から、制作と交流の場へ

この建物では長年、エトワール海渡のバイヤーたちが商品と向き合い、全国のつくり手と商談を重ねてきました。つくり手である数多くのメーカーの方々と、対話を積み重ねてきた場所でもあります。モノの背景にある価値を見出し、それを伝えてきた仕事の記憶が積み重なった空間です。今回のリノベーションで、アートやクラフトを通じて新たな出会いと創造が生まれる場に生まれ変わります。建築設計は株式会社安井建築設計事務所が手がけました。

施設は2026年7月7日(火)にプレオープンし、1階のギャラリーと交流スペースが先行して開いていました。グランドオープンでは、上層階の共創スタジオやギャラリーも本格的に始動します。現代アート、建築、工芸、メディアアート、AI研究など多様な領域から、20組以上のアーティストやクリエイターが集まります。ここにギャラリーや教育機関も加わり、制作・展示・交流の拠点として動き出します。集った人々は制作や展示、学び、交流を重ねながら、それぞれの活動を街へと開いていきます。

オープン前日の11月19日(木)11:00〜12:00には、報道関係者向けの記者発表会・内覧会が開かれます。会場は施設1階のワークショップスペースで、受付開始は10:45です。登壇者は次のとおりです。

  • 早川謹之助(株式会社エトワール海渡 代表取締役社長)
  • 中村政人(合同会社コマンドA ディレクター/東京藝術大学 教授)
  • 小池一子(合同会社コマンドA 代表社員、AMP/入居者)
  • 窪田望(アーティスト、Creator’s NEXT 代表取締役社長/入居者・共同研究者)
  • 佐々木康晴(株式会社電通 統括執行役員/共同研究者)
  • O JUN(アーティスト、東京藝術大学名誉教授/共同研究者・出展作家)
  • 藤原信幸(ガラス作家、東京藝術大学 教授/出展作家)

このほかにも登壇者が予定されています。当日は施設全体の案内や内覧のほか、入居者の活動と作品、共同研究の取り組み、馬喰クラートの今後の動きが紹介されます。

1F トークイベント風景
1F トークイベント風景

卸の「見立て」を街へひらく構想「馬喰クラート」

馬喰町・東神田は、長く商いとものづくりをつないできた街です。かつてこの街では、働くことと暮らすことが近くにありました。いま再び暮らす人が増えるなかで、そこに「探す」と「創る」の楽しさが重なろうとしています。

エトワール海渡は創業以来、全国各地のつくり手と小売店をつなぐ卸売業を営んできました。同社が見つめてきたのは、商品そのものだけではありません。つくり手の技術、素材、産地の風土、そして使う人の感性といった、モノに付帯する多元的な価値にも目を向けてきました。

馬喰クラートは、卸の仕事で培った「価値を見出し、関係を結ぶ力」を、商品だけでなく街へ広げていく構想です。商いの記憶や路地の風景、人のつながり、ものづくりの土壌など、すでにこの街にある価値を、アートとクラフトの力で見つめ直します。一つの建物の中で完結させるのではなく、街に点在する場所や人、活動をゆるやかにつなぐ考え方です。目指すのは、「働く(職)・暮らす(住)・探す(探)・つくる(創)」が歩いてつながる街です。そこから新たな商流と交流が生まれる「生活文化の共創区」を、地域の皆さまとともに育てていくとしています。

地域との接点づくりもすでに始まっています。同社は会員小売店向けに運営してきた馬喰町ショールームの一部を地域の皆さまに開き、「探すを楽しむ。」をテーマにした期間限定のPOP-UP STOREを開催しています。地域で暮らす方や働く方にも、商品との思いがけない出会いや買い物を楽しんでもらう取り組みです。また、地域の皆さまへの説明会や、街の歴史と未来を多様な視点から考える「馬喰クラート構想会議」も開いてきました。今後については、全国のものづくり企業とのネットワークを生かしたアーティストとの協働や、地方と東京をつなぐ取り組みなども視野に入れています。

この構想の根底には、次の世代への思いがあります。街を歩き、お店の人と話し、作品に出会い、自分の手で何かをつくる。そうした身体を伴う体験や文化的な出会いが、この街で育つ子どもたちの記憶に刻まれていきます。それがやがて街への愛着や誇りとなり、次の世代へと受け渡されていく。同社は馬喰クラートを通じて、こうしたシビックプライドの恩送りに貢献したいとしています。

馬喰クラート散歩イメージ
馬喰クラート散歩イメージ

11月20日〜23日はグランドオープン記念プログラム

グランドオープンにあわせて、全館での作品展示・販売、ギャラリー開廊、オープンスタジオ、トークイベント、マーケットなどが開催されます。

  • 11月20日(金)〜23日(月・祝):全館での作品展示・販売、ギャラリー開廊、オープンスタジオなど
  • 11月20日(金)18:30〜20:00(予約制):アートとビジネスが出会うところ「どこで?だれと?だれのために?」
  • 11月21日(土)11:00〜12:00(予約制):「馬喰クラート散歩」(仮称)。エトワール海渡の社員が案内し、馬喰クラートエリア内を歩くツアーです。参加費は無料、定員は先着15名で、雨天決行です。
  • 11月21日(土)14:00〜15:30(予約制):ダイアローグ・アートラウンジ「社会芸術とは?」
  • 11月23日(月・祝)11:00〜17:00:「馬喰クラートマーケット」。アーティストと交流しながら、アートブックやクラフト等に出会えるマーケットです。

プログラムの詳細や予約方法は、施設の公式サイトで案内されています。

施設概要

  • 施設名称:アートベース / 偶然はない。
  • 所在地:東京都千代田区東神田1-13-3
  • プレオープン:2026年7月7日(火)
  • グランドオープン:2026年11月20日(金)
  • 施設所有・事業推進:株式会社エトワール海渡
  • 企画・運営:合同会社コマンドA
  • 建築設計:株式会社安井建築設計事務所

出典:株式会社 エトワール海渡

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