水口博也氏が世界と日本の馬を撮る『世界で一番美しい 馬のいる風景』、11月5日発売


ネイチャーカメラマン水口博也氏が「馬」を追った一冊
誠文堂新光社から、ネイチャー・ミュージアム(世界で一番美しい図鑑)シリーズの新刊『世界で一番美しい 馬のいる風景』が2026年11月5日(木)に発売されます。編著を手がけたのは、同シリーズの中心的な存在であるネイチャーカメラマンの水口博也氏です。
水口氏は近年、「馬」を自身のテーマとしています。本書はその馬に焦点を当て、大地を駆ける姿や静かに佇む姿など、世界の馬の美しい姿をとらえた写真を一冊にまとめたものです。世界と日本の各地で、ときに野生のなかで自由に生きる多様な馬たちを写真で紹介し、その生態や文化、歴史を専門家の寄稿とともに解説しています。

日本の在来馬8品種から世界各地の馬まで、現地で撮影・取材
水口氏は馬の撮影と、その生態や歴史の取材のため、国内だけでなく世界を旅しています。日本の在来馬8品種はすべて撮影・取材しました。海外でも、モンゴル馬、フランスのカマルグ馬、オランダのフリージアン馬、スペインのアンダルシア馬、アメリカのムスタングなどを現地で撮影・取材し、研究者との交流も重ねています。
誌面は地域ごとに構成され、各地の馬の姿に加えて、馬がいる日本の風景や、ウマ亜属以外のウマ属も取り上げています。目次からの抜粋は次のとおりです。
- アジアの馬たち:モンゴル馬、モウコノウマ(プルジェヴァリスキーウマ、タヒ)、トルコ在来のユルキ馬、アラブ馬、アハルテケ馬、その他のアジアの馬たち、ウマ属の系譜—人類の夢と野望のかたち
- ヨーロッパの馬たち:カマルグ馬、アンダルシア馬、ガリシア馬、ポルトガル、アルガ山の再野生馬、ジアーラ馬、アヴェト渓谷の再野生馬、シエナのパーリオ(馬祭り)、デュルメン馬、フリージアン馬、アイスランド馬、その他のヨーロッパの馬たち
- 北アメリカの馬たち:ムスタング(マスタング)、バンカー、アサティーグ・ポニー、シンコティーグ・ポニー、セーブル島の再野生馬、その他の北アメリカの馬たち
- アフリカの馬たち:ナミブ砂漠の再野生馬
- オセアニアの馬たち:ブランビー
- 日本の在来馬たち:北海道和種馬(どさんこ)、木曽馬、野間馬、対州馬、御崎馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬 ほか
- 馬がいる日本の風景:サラブレッドの故郷、雪中の馬追い、ユルリ島の放牧馬、寒立馬、遠野、馬搬、馬耕、馬が主役になる祭り
- ウマ亜属以外のウマ属:ロバ亜属、種間雑種、シマウマ亜属

馬がたどった道は、人間の欲望の軌跡でもある
ウマが家畜化されたのは約4000年以上前のことです。以来、18世紀に蒸気機関車が登場するまでの長きにわたり、馬は陸上で最も速く効率的な移動・運搬手段として、人類の歴史と深く関わってきました。アレキサンドロス大王の帝国やモンゴル帝国の拡大にも、馬の存在は不可欠でした。
その後、軍用だけでなく、乗馬や運搬、愛玩を目的として、さまざまな品種が生み出されてきました。馬がたどってきた道は、人間の欲望の軌跡でもあります。本書では馬の姿だけでなく、各地の馬と人との関わりや歴史も紹介しています。

編著者プロフィールと書籍概要
水口博也(みなくち・ひろや)氏は1953年生まれ。京都大学理学部動物学科を卒業後、出版社で自然科学系の書籍の編集に携わり、1984年にフリーランスとして独立しました。以来、世界中の動物や自然を取材して数々の写真集を発表しています。1991年には『オルカ アゲイン』で講談社出版文化賞写真賞を受賞しました。著書には『世界で一番美しい シャチ図鑑』『世界で一番美しい クジラ&イルカ図鑑』『世界で一番美しい ペンギン図鑑』『ペンギンごよみ365日』『シャチ生態ビジュアル百科』『クジラ&イルカ生態ビジュアル図鑑』『イルカ生態ビジュアル百科』など多数があります。
同シリーズからは、これまでに『世界で一番美しい クラゲ図鑑』『世界で一番美しい 鳥図鑑』『世界で一番美しい ハチドリ図鑑』なども刊行されています。
- 書名:世界で一番美しい 馬のいる風景
- 編著者:水口 博也
- 仕様:AB判、160ページ
- 定価:3,740円(税込)
- 発売日:2026年11月5日(木)
- ISBN:978-4-416-52589-0
- 発行:株式会社 誠文堂新光社
出典:株式会社誠文堂新光社










