SIAF2027、参加アーティスト全34組・パートナー全9団体が決定 雪の惑星“プラネット・スノー”を巡る11会場の全貌


雪を起点に宇宙まで想像を広げる芸術祭
札幌市は、2027年1月16日(土)から2月21日(日)までメイン会期を迎える「札幌国際芸術祭2027(SIAF2027)」について、11会場で展開する参加アーティスト全34組と、パートナー全9団体のラインナップ(2026年10月27日現在)を発表しました。あわせて、夜間プログラムの全貌や、「さっぽろホワイトイルミネーション」との連携企画も明らかになっています。
テーマは「PLANET SNOW(プラネット・スノー)― upas mintar / upas nociw(ウパシ ミンタラ / ウパシ ノチウ)」です。テクノロジー、科学、歴史、ファッションといった多様な領域とアートとの「掛け算」を原動力に、雪を起点として地球を越え、宇宙にまで想像を広げる構想です。札幌の日常的な都市機能や施設は、「プラネット・スノーに存在する『とある機能・施設』」に見立てられます。ディレクターチームは、クリエイティブディレクターの小川秀明、フェスティバルディレクターの細川麻沙美、スクールディレクターの漆 崇博、スタジオディレクターの丸田知明の4人が務めます。

昼に巡る9つの会場
拠点となる札幌文化芸術交流センター SCARTS(無料)では、ソニーグループの没入型インスタレーション《OPTICAL DRIFT》が世界初公開されます。コクヨが「鑑賞と観光の間」をテーマに手がける新しいインフォメーションセンターを起点に、情報や人が行き交い、未来をともに構想する「SIAFスタジオ」もひらかれます。物語の核となる札幌市民ギャラリー(有料)には、北海道津別町の私設美術館「シゲチャンランド」がこの冬だけの大型出張展示として登場し、ノルウェーからは高さ約4mの巨大な顔のロボット《Requiem for an Exit》が届きます。
北海道博物館(有料)では、石黒 浩/いのちの未来研究所によるアンドロイドのまなざしを通じて、常設の展示室を未来からモノを見つめ直す空間へと変え、「人間とは何か」という問いに迫ります。札幌市青少年科学館(有料、会期:2027年1月5日(火)~2月21日(日))では、演劇、絵画、アニメーション、空間全体を使った体験型作品という4組のアーティストによる4つの仕掛けが用意され、科学館前の広場でも冬の屋外ならではのプログラムが行われます。
- 札幌大通地下ギャラリー 500m美術館(無料、会期:2027年1月16日(土)~3月24日(水)):国内外80組を超える応募から選ばれた大西康明、鈴木悠哉が、それぞれ全長48mの作品展示プランを実現
- モエレ沼公園(無料):ファッションデザイナー・中里唯馬のコレクション《GLACIER》が、フランス・パリとフィンランド・オウルでの発表を経て国内初公開。スイスのfragmentinは札幌の雪景色に着想を得た新作を発表
- 札幌市資料館(旧札幌控訴院庁舎)(無料):“未来の学校”として、北海道ゆかりのアーティスト4組によるARやプログラミングを活用した体験型作品や、ワコムと届ける「未来の図工室」を展開
- 中央区複合庁舎(無料):絵本シリーズ『100かいだてのいえ』の作者・いわいとしお(岩井俊雄)による創作・展示空間で、「雪の100かいだてのいえ」をつくりあげるワークショップを開催
- 北海道立近代美術館(有料、会期:2027年1月9日(土)~4月11日(日)):展覧会「雪々(せつせつ)と」で、絵画、浮世絵、ガラス、陶芸などのコレクションから、雪の美しさだけでなく恐ろしさや厳しさにも目を向けた多彩な表現を紹介

冬の夜を彩るプログラム
さっぽろ雪まつり大通会場(無料、会期:2027年2月4日(木)~21日(日)、大通公園西2丁目)には、アート&テクノロジースタジオ・ENESSの大規模インスタレーション《IWAGUMI Air Scape》が出現します。高さ最大14mの岩型バルーン群が、日建設計による会場環境デザインとともに雪まつりの景観を一変させます。その着想源となった「ネイチャーアクアリウム」を擁するAOAO SAPPORO(有料、会期:2027年1月9日(土)~2月21日(日))では、常設展示に加えてENESSの作品が特別に登場します。
さらに、SIAFがディレクションで参加する「さっぽろホワイトイルミネーション中島公園会場」(会期:2027年1月9日(土)~28日(木))では、ENESSの最新作《SNOWFISH》が世界初公開されます。重要文化財の札幌市資料館(旧札幌控訴院庁舎)では、札幌軟石を使った歴史ある壁面にアーティストの映像作品などを夕刻に投影。札幌市青少年科学館のある新札幌地区には、栗林 隆による体験型アート作品《元気炉》が出現し、展示期間中(2027年1月16日~2月21日)の複数日に、日中から夜まで楽しめるプログラムが実施されます。

ハイライトイベントとチケット情報
37日間の会期中には、次のようなイベントが予定されています。札幌発の音楽ユニット・LAUSBUBが手がけたテーマソング「holo(ホロ)」も完成し、SIAF2027プロモーション動画内で公開されています。
- 1月16日(土)「ようこそ、プラネット・スノーへ」:SIAF2027複数会場、13:00~17:00(仮)。ディレクターチームに過去のSIAFディレクターたちも加わり、会場で来場者を出迎え
- 1月16日(土)オープニングライブ:札幌近松、19:00~(仮)。SIAF2017ゲストディレクターの大友良英+北海道ビッグバンドが出演
- 1月18日(月)「ローカル・レゾナンス|移動と地域性への共鳴」:札幌市図書・情報館、18:00~19:30。日欧のレジデンス交換を通じ、AIR(アーティスト・イン・レジデンス)の可能性などを語り合う(主催:駐日欧州連合(EU)代表部)
- 1月23日(土)「プラネット・スノーの歩き方」:SCARTSスタジオ、15:00~16:30。「地球の歩き方」編集長とSIAF2027クリエイティブディレクターによるコラボトーク
- 2月13日(土)「STEAM STUDY FES」:中央区複合庁舎 区民ホール、10:00~17:00
- 2月21日(日)クロージングトーク:SCARTSスタジオ、17:00~18:30(仮)。ディレクターチームと札幌市長が芸術祭を振り返る
札幌市民ギャラリーの入場チケットは、10月27日からSIAF公式ウェブサイトのチケットページで販売が始まりました。会期中は何度でも入場でき、前売りはオンライン販売のみです。前売り(オンライン、2026年10月27日~2027年1月15日)は一般1,600円、市民・道民1,200円、学生(高校生以上)900円。会期中(2027年1月16日~2月21日)はオンラインで一般2,000円、市民・道民1,600円、学生1,200円、当日窓口で一般2,400円、市民・道民2,000円、学生1,600円です。中学生以下と特別割引(障がい者手帳等+付添1名)は無料。その他の有料会場は、各会場の入場料が別途必要です。
作品紹介を含め、ウェブサイトや会場では触れられない情報を収めたガイドブック「プラネット・スノー フィールドガイド」も、複数会場での販売が予定されています。また、SIAF2027連携ホテルの協力により、札幌市民ギャラリーチケットとSIAF2027限定ノベルティ等の特典が付いた宿泊プランも販売されます。
出典:札幌市










