北海道で最も人口の少ない村・音威子府に、旧中学校の音楽室を改修したアート拠点「Gallery O」が誕生


旧中学校の音楽室が、村の芸術文化をひらく場所に
北海道で最も人口の少ない村、音威子府村に、新しいアートギャラリー「Gallery O(ギャラリー・オー)」が開設されました。会場は、廃校となった旧音威子府中学校の校舎2階にある音楽室です。改修と整備は、同村に地域活性化起業人を派遣している株式会社環が手がけました。2026年10月29日(木)から31日(土)には、開館記念展「FOREST CHILDREN X」が開かれます。
豊かな自然に囲まれた音威子府では、彫刻家・砂澤ビッキをはじめ、多くの芸術家が創作活動を続けてきました。その文化は現在、北海道おといねっぷ美術工芸高等学校で学ぶ若い世代へと受け継がれています。その一方で、村に残る作品や芸術文化の歴史に触れられる機会は限られていました。
Gallery Oは、こうして積み重ねられてきた文化をあらためて目に見える形にし、村の内外へ開いていくために生まれました。村にゆかりのある芸術家の作品から、新たにこの地を訪れるアーティストの表現まで、さまざまな作品が出会う場として設計されています。目指しているのは、作品を並べるだけの場所ではなく、地域に根ざした芸術文化を未来へ受け渡しながら、国内外のアーティストが村を訪れ、新たな創作や交流が生まれていく文化拠点です。

開館記念展「FOREST CHILDREN X」
開館記念展は、村の芸術文化を支えてきた作品、現在この地で制作している作家の作品、そして村に惹かれて新たに訪れた作家の作品を一堂に集めた展覧会です。これまでの歩みを確かめ、さらに遠くの未来へとつなげていくための新たな一歩として位置づけられています。
出展作家
音威子府にゆかりの深いDavid Nash、Naik-Satam、高橋昭五郎、森川亮輔、松井茂樹の作品に加え、木工作家として活動する加藤瑛瑠、そして本展の企画・キュレーションを担う現代アーティスト・本橋孝祐の作品が展示されます。
オープニングレセプションと参加型アート
10月31日(土)13:00からは、開館を記念したオープニングレセプションが行われます。当日は本橋孝祐による参加型アート「トイレットペーパー・セレモニー」を実施。トイレットペーパーを使って和紙に円を刷り、その場で生まれる一期一会の出会いや、人と人のあいだに生まれる目に見えない縁を、ひとつの作品として残すという試みです。セレモニーへの参加は先着15名となっています。

開催概要
- 展覧会名:FOREST CHILDREN X — Gallery O 開館記念展
- 会期:2026年10月29日(木)〜10月31日(土)
- 開場時間:10:00〜16:00
- 入場料:無料
- 会場:Gallery O(旧音威子府中学校 2階)
- 住所:北海道中川郡音威子府村字音威子府443
- オープニングレセプション:10月31日(土)13:00〜
- 主催:OTOINEPPU ART CLUB(音威子府アートクラブ)
- 企画・キュレーション:本橋孝祐
- 空間設計:山口仁(株式会社環)
- グラフィックデザイン:浅田大輔
- 協力:株式会社TOKYO SOCIETAL
- 後援:音威子府村役場 総務課 地域振興室

「ARTIST IN PARADISE」構想の第一歩として
Gallery Oの開設は、音威子府をアーティストが訪れ、創作し、交流できる場所へと育てていく「ARTIST IN PARADISE」構想の第一歩でもあります。地域に眠る芸術的な資産を活かしつつ、新たなアーティストとの出会いや表現が生まれる環境を整えることで、芸術文化が持続的に育っていく村を目指すとしています。
現在は、ギャラリーの整備やアート活動に向けたクラウドファンディングも実施されています。
出典:株式会社環










