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築70年超の京都の一軒家に、金継ぎ器が並ぶ「美術館」 「金継ぎつぐつぐ京都店」開業、新作「つぐ盆」も初公開

築70年超の京都の一軒家に、金継ぎ器が並ぶ「美術館」 「金継ぎつぐつぐ京都店」開業、新作「つぐ盆」も初公開
築70年超の京都の一軒家に、金継ぎ器が並ぶ「美術館」 「金継ぎつぐつぐ京都店」開業、新作「つぐ盆」も初公開

東京の2店舗に続き、3店舗目は京都・東山の古い一軒家に

金継ぎ専門の会社、株式会社つぐつぐ(代表取締役:俣野由季)は、2026年11月1日(日)に京都市東山区で「金継ぎつぐつぐ京都店」をオープンしました。東京・恵比寿本店、浅草店に続く3店舗目です。京都店は、伝統金継ぎのワークショップ、金継ぎ器の展示・販売、金継ぎキットの販売に特化しています。

店舗には、京阪本線・清水五条駅から徒歩約10分の場所にある、築70年以上の木造2階建ての一軒家を使っています。建仁寺や六波羅蜜寺などの名所に近い一方で、観光地のにぎわいからは少し離れた静かな路地にあります。古い建物を取り壊して建て替えるのではなく、傷んだ箇所に手を入れて修繕し、新たな役割を与えました。壊れた器を直して新たな価値を見いだす金継ぎの考え方を、建物でも表現した店舗です。

築70年超の京都の一軒家に、金継ぎ器が並ぶ「美術館」 「金継ぎつぐつぐ京都店」開業、新作「つぐ盆」も初公開

1階は金継ぎ・漆芸作品100点以上が並ぶギャラリー空間

金継ぎは、割れたり欠けたりした器を漆で修復し、金などで美しく仕上げる日本の伝統技術です。傷跡を隠さず、その器だけが持つ新たな表情として生かす点に特徴があります。京都店の1階には、東京の既存2店舗を上回る100点以上の金継ぎ・漆芸作品を展示しています。この数はつぐつぐ3店舗の中で最多です。国内外の客からの関心が近年高まっていることを受けて、展示と販売を大幅に拡充しました。

並ぶのは、金継ぎ師が一つひとつ手作業で仕上げた金継ぎ器や、漆塗りを施した木製ワイングラスなどの作品です。金の線が描く模様、元の器との色の対比、職人ごとに異なる仕上げの表情があり、同じものは一つとしてありません。展示作品は購入でき、日常使いの器からインテリアとして楽しむ作品まで幅広くそろえています。ワークショップに参加しない人も、店内の作品を自由に鑑賞できます。

築70年超の京都の一軒家に、金継ぎ器が並ぶ「美術館」 「金継ぎつぐつぐ京都店」開業、新作「つぐ盆」も初公開

金継ぎと盆栽を組み合わせた新作「つぐ盆(TSUGU BON)」

京都店のオープンに合わせて、金継ぎと盆栽を掛け合わせた新しいインテリアアート「つぐ盆(TSUGU BON)」が初公開されました。割れた盆栽鉢を、本漆と金粉を用いる伝統的な金継ぎの技法で修復し、保存加工を施したプレザーブド盆栽(Preserved bonsai)と組み合わせた作品です。生きた盆栽ではないため、水やりや剪定といった日常的な栽培管理が必要ありません。海外からの旅行者にも持ち帰りやすい日本文化のアート作品として提案しています。

金継ぎで修復した鉢は、割れ方も金の線も一つずつ異なる一点ものです。そこに自然の造形を残したプレザーブド盆栽を合わせることで、世界に一つだけの景色が生まれます。壊れたものに新たな美しさを見いだす金継ぎと、小さな鉢の中に自然の景色を表現する盆栽という、二つの日本の美意識を一つの作品に込めています。

名前の「つぐ」は金継ぎの「継ぐ」を表します。「盆」は盆栽の「盆」であり、受け継ぐものを迎える日本の「お盆」の盆でもあり、フランス語で「良いもの」を意味する「bon」にも通じています。ブランドコンセプトは「受け継ぎ、次へとつないでいく器と緑」です。つぐつぐが大切にしてきた「ものを捨てずに、大切に使い続ける」という考え方を、金継ぎ器からさらに広げた作品として位置づけています。京都店ではオープンに合わせて「つぐ盆」2点を初公開し、展示・販売を開始しました。今後もラインアップを少しずつ増やしていく予定です。

築70年超の京都の一軒家に、金継ぎ器が並ぶ「美術館」 「金継ぎつぐつぐ京都店」開業、新作「つぐ盆」も初公開

2階では本漆と23金を使う90分のワークショップ、東京のベテラン職人が指導

2階には、最大10名が参加できる金継ぎワークショップ専用のスペースを設けています。体験できるのは、本漆と23金の金粉を使用した伝統金継ぎです。金継ぎは本来、漆の乾燥・硬化に何週間、何か月もの時間がかかります。つぐつぐでは、職人があらかじめ下準備を施した器を使うことで、初心者でも90分で複数の工程を体験できる独自のワークショップを提供しています。最後は参加者自身が金粉を蒔いて仕上げ、完成した金継ぎ器を当日持ち帰れます。

伝統金継ぎワークショップの概要

  • 所要時間:90分
  • 料金:22,000円(税込)/名
  • 定員:最大10名
  • 内容:伝統金継ぎの説明と複数工程の体験
  • 完成した金継ぎ器のお持ち帰り付き
  • 予約優先制

開業にあたり、東京・恵比寿本店で長年にわたって指導経験を積んできたベテラン金継ぎ師2名が京都へ異動しました。つぐつぐは年間1,000件以上の金継ぎ修理を手がけ、10名以上の金継ぎ師が所属しています。京都店では東京で培った技術と指導経験を生かし、本物の材料を用いた伝統金継ぎを国内外の客に伝えていきます。京都での新規雇用も進めており、地域に根ざした店舗づくりに取り組みます。

代表取締役の俣野由季さんが金継ぎに出会ったきっかけは、海外で購入したお気に入りの器を割ってしまったことでした。壊れたものが以前よりも魅力的になるという日本の美意識に感動し、それを世界中の人に伝えたいと考えるようになったといいます。京都店については、金継ぎ器を美術館のように楽しめる空間や「つぐ盆」を通じて金継ぎの新しい可能性を提案し、ものを直して大切に使い続ける日本の文化を京都から世界へ広げていきたいとコメントしています。

店舗概要

  • 店舗名:金継ぎつぐつぐ 京都店(Kintsugi Tsugu Tsugu Kyoto)
  • オープン日:2026年11月1日(日)
  • 住所:〒605-0811 京都府京都市東山区小松町572-15
  • 営業時間:10:00〜18:00
  • 定休日:水曜日
  • アクセス:京阪本線「清水五条駅」より徒歩約10分
  • 主なサービス:伝統金継ぎワークショップ、金継ぎ器の展示・販売、新作品「つぐ盆」の展示・販売、金継ぎキット・道具・材料の販売
  • 住宅街の細い路地にあるため、近隣への配慮が求められています。駐車場・駐輪場はありません。

出典:つぐつぐ

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