幕末・明治の和歌山を日記に記し、画家としても活躍した川合小梅 和歌山市立博物館で秋季特別展「川合小梅の世界」


時代を記し、日々を描いた川合小梅
和歌山市立博物館で、秋季特別展「川合小梅の世界‐時代を記し、日々を描く‐」が令和8年10月31日(土)から12月6日(日)まで開かれます。和歌山県も、県内の観光情報としてこの展覧会を紹介しています。
川合小梅(1804~1889)は、紀州藩に仕える儒学者の家に生まれました。夫を支えて家庭を切り盛りし、母と和歌を楽しみ、子どもや孫を育てながら暮らしました。その一方で絵を描くことを好み、周囲の人々の依頼に応えて、肖像画や節句の飾りとなる絵画を数多く手がけています。
本展は、小梅が残した日記と絵画を手がかりに、激動の時代を見つめつつ日々の生活を大切に生きた小梅の世界を紹介するものです。日記からは幕末・明治期の和歌山の様子をたどり、画家としての作品にも光を当てます。
138件の資料でたどる小梅の暮らしと画業
会場には、川合小梅に関する138件の資料が並びます。展示の柱となるのは、次のような内容です。
- 小梅の日記から読み解く、幕末・明治期の和歌山
- 家庭を支え、友人たちと交流を深めた小梅の日々
- 小梅と同時代に活躍した画家たちの作品
- 依頼を受けて描いた肖像画や節句の飾り、得意とした花の絵や美人画など、画家としての作品
展示解説会と講演会
会期中には、和歌山市立博物館 2階特別展示室で展示解説会が行われます。日程は11月7日(土)と11月29日(日)で、いずれも14時~15時です。
あわせて、次の日程で講演会も開かれます。開始時間はいずれも14時からです。
- 11月3日(火・祝):「『小梅日記』に見る幕末女性の生活」 講師:村上紀夫氏(奈良大学文学部教授)
- 11月21日(土):「川合小梅の明治期の活動」 講師:山下奈津子(和歌山市立博物館学芸員)
- 12月5日(土):「幕末明治の女性画家・川合小梅の画業」 講師:近藤壮氏(学習院大学文学部教授)
開催概要と入館料
会場は和歌山市立博物館(〒640-8222 和歌山市湊本町3-2)で、南海電鉄「和歌山市」駅から徒歩5分です。開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。休館日は月曜日と祝日の翌日で、月曜日が祝日の場合は開館し、翌日が休館となります。
入館料は一般700円で、高校生以下は無料です。団体(20人以上)は2割引となるほか、和歌山市が発行する老人優待利用券を持つ方は本人のみ無料、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持つ方とその介護人も無料です。
さらに、11月14日(土)・15日(日)は関西文化の日にちなみ、11月22日(日)は和歌山県ふるさと誕生日にちなみ、入館無料となります。問い合わせは和歌山市立博物館 文化振興課(博物館)、担当は冨永・山下で、TEL:073-423-0003、FAX:073-432-9040です。
出典:和歌山県公式










