落語の高座を、その場でドローイングに。中野・水性で三遊亭吉馬と柳家小もんの独演会

一般社団法人Co-production of art Works-Mが主催する『Center line art festival Tokyo 2026 三遊亭吉馬 / 柳家小もん 独演会』が、2026年10月31日(土)と11月1日(日)に開催されます。会場は、東京都中野区新井1-14-14 1Fの「水性」です。10月31日は三遊亭吉馬さん、11月1日は柳家小もんさんが独演会を行います。関連企画として、美術家・戴飴霏さんが高座の様子をドローイングで描いていく「落語ドローイング」も行われ、「落語×アート」の一日として構成されています。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)で発売中です。

言葉を届ける吉馬、「無形」の芸と向き合う小もん
10月31日に登場する三遊亭吉馬さんは、落語芸術協会に所属する1989年生まれの37歳です。東京都葛飾区の出身で、現在も葛飾区に暮らしています。2014年6月に三遊亭圓馬に入門し、前座名は「馬ん長」(ばんちょう)でした。2018年9月に二ツ目に昇進し、「吉馬」と改名しています。
吉馬さんは最近、落語の面白さと言葉の大切さを強く感じているといいます。難しい言葉を使えば聞き手との間に距離が生まれてとっつきにくくなり、簡単な言葉だけでは味わいが薄れて大事なことを見失いそうになる、というのがその理由です。落語は常にナマモノであり、目の前のお客様に向けて全力で言葉を届けたいと語っています。また、落語は小さなことの積み重ねだと実感しているそうです。いま最も大切にしているのは、お客さんの心をどこまで揺さぶれるか、そして目の前の人に最後まで寄り添いながら自分の落語を通せるかどうか。ライブだからこそ生まれる、演者と客席のあいだにあるものを大事にしたいとしています。
11月1日の柳家小もんさんは、平成25(2013)年5月に柳家小里んに入門しました。平成26(2014)年11月に前座となり、前座名は「柳家小多け(やなぎやこたけ)」です。平成30(2018)年3月に二ツ目へ昇進し、「柳家小もん」と改名しました。師匠・柳家小里んの芸に惚れて入門した小もんさんは、古典落語と柳家の芸を大事にしていきたいと考えています。JR総武線平井駅北口の「平井の本棚」では、毎月勉強会『小もん百話会』を開いています。
小もんさんへの出演依頼は、昨年に続くものです。小もんさんは、落語を分類すれば「無形」の文化・芸術であり、語りと仕草による身体表現とも言えるものだと説明します。ふだん演じたものはお客様の中にしか残りませんが、今回はそれを戴さんの手で「有形」のドローイングに落とし込んでもらう試みであり、新たな発見があることを楽しみにしているとコメントしています。

高座を描く「落語ドローイング」と座談会
関連企画「戴飴霏 落語ドローイング」では、独演会当日、高座の様子を美術家の戴飴霏さんがドローイングでペイントしていきます。
高座が終わったあとには座談会が設けられています。描き上がった作品を鑑賞しながら、小もんさん、戴さんと話をする場です。落語を楽しみ、アートを楽しむ一日として企画されています。

日程とチケット
両日とも独演会は14:00から、座談会は15:30からです。開場はいずれも開演の20分前となります。
- 公演名:『Center line art festival Tokyo 2026 三遊亭吉馬 / 柳家小もん 独演会』
- 公演期間:2026年10月31日(土)〜 2026年11月1日(日)
- 会場:水性(東京都 中野区 新井1-14-14 1F)
- 三遊亭吉馬独演会:2026年10月31日(土) 独演会 14:00〜/座談会 15:30〜
- 柳家小もん独演会:2026年11月1日(日) 独演会 14:00〜/座談会 15:30〜
- チケット料金:前売一般 1,500円、前売学生 1,000円(全席自由・税込)
- チケット取り扱い:カンフェティ

中央線沿線をつなぐアートフェスティバル「ClafT」
今回の独演会は、Center line art festival Tokyo、略称「ClafT」(クラフト)のプログラムです。ClafTは、毎年秋に開かれるフェスティバルと、通年で行うアートイベント・ワークショップ・ラーニングイベントを通じて、市民生活に深く浸透する文化・芸術の創造と体験の場づくりを進めています。東京西部・多摩地域の広域文化を体系化し、東京の中心文化圏に並ぶ「郊外文化圏=Suburban Cultural Area」として国内外へ発信することで、東京の文化に多層性を生み出すことを目指しています。フェスティバルでは美術・舞台・映像・音楽など、国内外のアーティストによる多彩なプログラムを展開しています。本祭は中野から立川までの行政区をまたぐ回遊型の形態をとり、中央線沿線に「アートを介した小さな旅」というマイクロツーリズム・アートツーリズムを生み出すことを目的としています。
名称の由来は、19世紀末にイギリスから各国へ広がった「アーツ・アンド・クラフツ運動」です。19世紀後半のイギリスで興ったこの造形芸術の運動は、手工芸の復興を目指すとともに、人間と事物との全体的な調和を図る社会運動でもあり、日本の民藝運動にも影響を与えました。ClafTは、IoTやAIが台頭する第四次産業革命の時代にあらためて芸術のあり方や役割を考え直し、市民とともにつくる文化を東京から世界へ発信していきたいとしています。
出典:カンフェティ










