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ArtStickerとスターバックスが新アートアワード「P&PP ART AWARD」を創設、谷中のカフェギャラリーを舞台に作品公募がスタート

ArtStickerとスターバックスが新アートアワード「P&PP ART AWARD」を創設、谷中のカフェギャラリーを舞台に作品公募がスタート

アートプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」を運営する株式会社The Chain Museum(本社:東京都渋谷区、代表取締役:遠山 正道)が、スターバックスと共同で新たなアートアワード「P&PP ART AWARD」を創設しました。舞台となるのは、同社が展覧会の企画・運営をサポートする「スターバックス カフェ & アートギャラリー 谷中御殿坂」です。作品の募集は2026年10月27日(火)13:00から始まっています。

このアワードは、完成した作品を表彰するだけのものではありません。作品の背後にあるアーティストの思考や制作プロセスにも光をあて、その先の展開まで支える取り組みとして設計されています。入選者(30組前後)は同ギャラリーでのグループ展に出展し、会場での最終審査を経て選ばれた受賞者(1〜3組)には、新作制作に向けた資金とサポートが提供されます。受賞記念新作展の開催まで、ArtStickerがその挑戦に伴走します。

ArtStickerとスターバックスが新アートアワード「P&PP ART AWARD」を創設、谷中のカフェギャラリーを舞台に作品公募がスタート

作品・人・場――「P&PP」が問いかける3つの指標

主催者はこのアワードのテーマとして、日常のただなかで世界を捉え直す「気付き」を生むことを掲げています。一杯のコーヒーがふと立ち止まる余白をつくり、思考や対話を深めるように、アートも装飾にとどまらず、見過ごされがちな日常の風景に新たな「補助線」を引くもの。そうした考えのもと、作品の独自性や表現の強度を大切にしながら、その背後のプロセスや「人」「場」との関わりから生まれる展開にも目を向けるとしています。「P&PP」が問う指標として挙げられているのは、次の3つです。

  • Piece|作品の自律性:作家独自の思考や探求と、それを形にする表現力。作品単体に、目の前の人の足を止める引力があるかどうか。
  • People|関係性の構築:作品の背後にある思考のプロセスや実践、作家の「これまでの積み重ね」。そして作品と鑑賞者のあいだに生まれる多様な関係性。
  • Place|場との対話:多様な人々が集い、日常が流れるカフェという空間に作品が置かれたとき、どんな対話が生まれ、景色がどう書き換わるのか。

最終審査は、多角的な視点から行われます。アート業界の有識者と空間設計チームによる「プロフェッショナル審査」に加え、同店のストアマネージャー(店長)とバリスタが参加する「パートナー(現場)審査」、さらに「PROCESS」展の会期中に店舗を利用したお客様による「オーディエンス投票」が実施され、その投票ポイントも審査の指標となります。プロフェッショナル審査の審査員には、画家の大庭大介氏と、東京・谷中を中心に築古のアパートや住宅をリノベーションした飲食・宿泊事業を手がけるHAGISO Inc. 代表取締役の宮崎晃吉氏が名を連ねています。

会場の「スターバックス カフェ & アートギャラリー 谷中御殿坂」は、”藝と珈琲の交差点”をコンセプトに、谷中エリアの歴史や文化に敬意を込めた2階建ての木造建築です。スターバックスのコーヒー体験に、次世代を担う若手アーティストの感性が交差する場所として位置づけられています(住所:東京都荒川区西日暮里3丁目2-5、営業時間:8:00〜21:00)。

Photo: You Ishii
Photo: You Ishii

応募の軸はArtStickerの「アーティストポートフォリオ」

審査は3段階で進みます。一次審査では、申請フォームから基本情報を提出してArtStickerのアーティスト登録を申請し、後日その可否が通知されます。締切は2026年12月20日(日)23:59です。すでにアーティスト登録を済ませている人は、二次審査から参加できます。

二次審査では、ダッシュボードから作品群を登録して「アーティストポートフォリオ」を作成します。企画展「PROCESS」展への出展を希望する作品を2点以上含めることが必須です。各作品ページの「作品の説明」欄にはテキストと写真を自由に組み合わせて掲載でき、ステートメントや着想の背景、影響を受けた事象、制作の過程といった作品が生まれるまでの「軌跡」を、鑑賞者と審査員に直接届けられます。主催者はこのポートフォリオを最も重要な提出物と位置づけており、登録後は応募のためだけでなく、アーティスト自身の恒久的な作品ページとして継続して使えます。二次審査を通過した30組前後は、「PROCESS」展で実際に作品を展示し、会場での最終審査に臨みます。応募料は無料で、アーティスト登録や審査に伴う費用負担はありませんが、入選時の作品展示にかかる輸送費・梱包費は出展者の負担となります。

応募資格と出展作品の主な条件

  • 国内外での活躍を志望する現代アーティストで、活動歴が概ね10年以内の方
  • 国籍・性別、プロフェッショナル・アマチュア、個人・団体を問わず応募可能(作家本人による応募に限る)
  • 入選および受賞時の副賞である各展覧会(「PROCESS」展、受賞記念新作展「P&PP(仮称)」展)に出展できること
  • 平面作品は長辺116.7cm以内(50号相当)、立体作品は幅・奥行30cm以内、高さ50cm以内、重量は10kg以内(額装済みの場合は額装を含む)
  • 新作・旧作を問わず、会期(2027年4月2日〜5月16日)を通して展示でき、展示会場およびArtStickerで販売できること
  • インスタレーション作品は出展作品として応募不可(参考作品としての登録は可能)、他の公募展で入賞・商品化されていない作品に限る

テーマや画材、表現方法は規定の範囲内であれば問われません。映像作品はモニターなどの機材を作家自身で用意し、機材を含めて平面作品のサイズ・重量の範囲内とする必要があり、音声のある作品はヘッドフォンなどでの鑑賞に限られます。実際に展示する点数は原則1組につき1点で、空間のバランスを考慮して個別に相談のうえ決定されます。

ArtStickerとスターバックスが新アートアワード「P&PP ART AWARD」を創設、谷中のカフェギャラリーを舞台に作品公募がスタート

受賞者には1組30万円の制作支援金と新作展の機会

アワード受賞者(1〜3組)には全員に、1組あたり30万円の制作支援金(消費税が課される場合は別途加算)が支給されます。さらに、審査員らとの対話などを通じて新作制作を支える制作サポートプログラム(2027年6月〜8月)を経て、受賞者のみのグループ展である受賞記念新作展「P&PP(仮称)」展(2027年11月開催予定)に出展します。新作は必ず1点以上制作することが条件で、旧作をあわせて出展することも可能です。主なスケジュールは以下のとおりです。

  • 募集期間:2026年10月27日(火)〜2027年1月19日(火)23:59まで【85日間】
  • 一次審査(ArtStickerのアーティスト登録締切):2026年12月20日(日)23:59まで
  • 「PROCESS」展 入選者決定・通知:2027年2月下旬
  • 出展作家の情報公開:2027年3月上旬
  • 「PROCESS」展 会期(最終審査を実施):2027年4月2日(金)〜5月16日(日)
  • アワード受賞者(1〜3組)発表:2027年5月下旬
  • 制作サポートプログラム:2027年6月〜8月
  • 受賞記念新作展「P&PP(仮称)」展 会期:2027年11月予定

出典:株式会社The Chain Museum

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