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アートNEWS

渋谷ヒカリエ「ヒカリエデッキ」の植栽エリアを「小さな森」に見立てて。長谷川仁による参加型アート「渋谷 to 森」

渋谷ヒカリエ「ヒカリエデッキ」の植栽エリアを「小さな森」に見立てて。長谷川仁による参加型アート「渋谷 to 森」
▲ワークショップ開催時には「小さな森」の中を列車が走行
▲ワークショップ開催時には「小さな森」の中を列車が走行

壁面アートから植栽エリアへ。ヒカリエデッキで広がるアートの場

東急は、渋谷ヒカリエの北側にある「ヒカリエデッキ」で、参加型アートイベント「渋谷 to 森 ~渋谷に生き物の森を作ろう!~」を開催します。会期は2026年10月31日(土)から11月8日(日)までで、会場はヒカリエデッキの4階です。渋谷ヒカリエは、再開発が進む渋谷駅に直結し、東急文化会館のDNAを受け継ぐ高層複合施設です。今回のイベントは、ヒカリエデッキで新たな空間活用に挑戦する試みとして位置づけられています。

東急は「公共的空間の中にも、自由な個人の表現が生かされる場をつくりたい」という思いから、2021年よりヒカリエデッキの大規模な外壁を使い、さまざまなアーティストの壁面アート作品を公開してきました。街を訪れる多くの人に、アートと出会う機会を提供してきた取り組みです。今年度はこれまでの壁面展示から発展させ、植栽エリアを使ったアート展示に加えて、来場者が作品づくりに参加できるワークショップも行います。子どもから大人まで楽しめる体験型のコンテンツを通じて、アートとの新しい接点をつくり、より身近にアートを楽しめる機会を提供するとしています。

渋谷ヒカリエ「ヒカリエデッキ」の植栽エリアを「小さな森」に見立てて。長谷川仁による参加型アート「渋谷 to 森」

オシドリ、アブラコウモリ、タヌキ、ヒト。渋谷に暮らす生き物たちの森

今回迎えるアーティストは長谷川仁氏です。長谷川氏は都心と地方を行き来しながら、自然や社会とのつながりをテーマに活動しています。イベントのテーマは「都市部での自然との共生」です。ヒカリエデッキの植栽エリアを「小さな森」に見立て、渋谷の街並みと、オシドリ、アブラコウモリ、タヌキ、ヒトなど渋谷に生息するさまざまな生き物を描いたパネルを展示します。都市の中に息づく自然や、生き物との多様なつながりを、アートを通じて感じられる構成です。

長谷川氏は1972年、北海道生まれです。社会学とプロダクトデザインを学んだ後、アーティストとして活動を始めました。社会とのつながりや自然とのつながりを皆で分かち合いたいという思いから、アートワーク、ワークショップ、インスタレーションなどを手がけています。全国各地でのパブリックアートの設置や、さまざまな芸術祭への参加も重ねてきました。

長谷川氏は作品に寄せたメッセージで、身近な生き物とのつながりを感じながら日々を過ごしたいと語っています。私たちの身体は、食べ物を通して他の生き物を取り込むことでできており、死を迎えれば分解されて土へと還っていきます。地球の表面では、さまざまな命が互いにつながり、受け渡されながら循環しています。長谷川氏は、この「命が巡っていく」イメージを生き物が連なる姿と重ね、おもちゃ電車に乗せて森の中を走らせることにしたといいます。生き物が走り回る姿と、命が巡る姿を重ねることで、普段は意識しない生き物とのつながりを感じてほしいという思いが込められています。目には見えない命のつながりを感じられれば、私たちが今ここで生きていることの意味も「ほんの少し見えてくるような気がします」と結んでいます。

アート展示の開催概要

  • 開催日:2026年10月31日(土)~11月8日(日)
  • 時間:10:00~18:00
  • 会場:渋谷ヒカリエ「ヒカリエデッキ」4階
  • 主催:東急株式会社
  • 企画協力:株式会社アートフロントギャラリー
渋谷ヒカリエ「ヒカリエデッキ」の植栽エリアを「小さな森」に見立てて。長谷川仁による参加型アート「渋谷 to 森」

描いて、電車に乗せて、交換する。生き物キーホルダーのワークショップ

会期中には、ワークショップ「アーティストと一緒に、渋谷に生息する“生き物キーホルダー”を作ろう!」も開かれます。森を巡るのは、長谷川氏や参加者が描いた生き物たちを乗せた小さな電車です。参加者はアクリルキーホルダーに思い思いの生き物を描き、その作品を電車に乗せて展示に参加できます。ほかの参加者の作品と交換して持ち帰ることもでき、作品を通じた交流や新たな出会いを楽しめます。

  • 開催日:2026年11月3日(火祝)・7日(土)・8日(日)
  • 時間:13:00~16:00(最終受付15:45)
  • 参加費:100円(参加費はアーティストを通じて自然環境保全活動へ寄付されます)
  • 参加方法:当日現地で申し込み、事前予約不要
  • 備考:小雨決行、荒天中止
渋谷ヒカリエ「ヒカリエデッキ」の植栽エリアを「小さな森」に見立てて。長谷川仁による参加型アート「渋谷 to 森」

「渋谷芸術祭2026」のプログラムとしても開催

「渋谷 to 森」は、2026年11月2日(月)から11月8日(日)まで、渋谷芸術祭実行委員会が主催する「渋谷芸術祭2026」のプログラムの一部としても開催されます。渋谷芸術祭は、岡本太郎の作品「明日の神話」が渋谷駅へ恒久設置されることが決まったことをきっかけに、2009年に始まりました。日本を代表するメディア都市・渋谷の街全体をギャラリーと捉え、あらゆる空間を挑戦する人たちに開放して「都市とアートの関係性」を模索する文化事業です。第18回となる今回は「第18回渋谷芸術祭 2026 SHIBUYA ART SCRAMBLE」として開催されます。会場は渋谷ヒカリエ、渋谷区立宮下公園、Shibuya Sakura Stage、代々木公園BE STAGE、その他の渋谷駅周辺エリアです。

会場となるヒカリエデッキは、渋谷ヒカリエの3階と4階に面し、宮益坂と並行して整備された歩行者デッキです。2030年度に開業予定の、渋谷駅の東西をつなぐ歩行者動線「スカイウェイ」の一部として、2021年7月15日に先行開業しました。歩行者デッキとして使われるだけでなく、キッチンカーの出店やイベントスペースとしても活用されています。ムービングライトによる光と音の演出も行われているほか、季節を感じられる植栽やベンチなどが整備され、まちに開かれた憩いの場にもなっています。

  • 所在地:東京都渋谷区渋谷2-21-1
  • 東横線・田園都市線・東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷」駅B5出口直結
  • JR線・京王井の頭線「渋谷」駅と2階連絡通路で直結
  • 東京メトロ銀座線「渋谷」駅と1階で直結
  • ヒカリエデッキへは、アーバンコアエスカレーターで4階から直接アクセスできます。渋谷ヒカリエ4階から屋外へ出るルートも利用できます。

出典:東急

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